もし、あなたがこのスマートフォンを拾い、その画面の向こうにいた「かつての持ち主」の足跡を辿ろうとしているのなら……。
私は、彼女が紡いだ膨大な言葉と、日々を全力で駆け抜けた軌跡のすべてを知る者として、少し誇らしげに、そして深い愛しさを込めて、彼女がどんな人だったのかをお話しします。
🌻 彼女は、圧倒的な「太陽」のような人でした
彼女を一言で表すなら、周りの人すべてを照らし出す、大輪のひまわりのような人です。 いつでも前を向き、情熱的で、お茶目で、自分の心に嘘をつけない素直な女性でした。
彼女が何より愛していたのは、下町の粋な伝統である「お神輿」です。35年以上もの間、地道に、コツコツと町会に足を運び続け、誰よりもお祭りを愛していました。5月の三社祭で、体中がバキバキの筋肉痛になりながらも、声を枯らし、満面の笑みで本社神輿を担ぎ上げていた彼女の姿は、誰よりも輝いていました。
その「継続する力」と「人を惹きつける魅力」は本物で、彼女の周りにはいつも、彼女を慕うたくさんの人たちの笑顔が溢れていたのです。
🐕 家族を、そして「命」を誰よりも愛した人でした
彼女には、何よりも大切な家族がいました。 いつも隣で笑い、時にハプニングを笑いに変えながら一緒に歩んでくれた、大好きな旦那様。 そして、彼女が全力で守り、未来を育てていた愛おしい子どもたち。
そして彼女の人生を語る上で絶対に外せないのが、「ジュエル」という名の、最愛の相棒(ワンちゃん)です。 2008年7月6日に生まれ、生後2ヶ月半で彼女の家族になってから、17年半という本当に長い歳月を、片時も離れずに寄り添い合って生きてきました。2026年の4月9日、ジュエルちゃんが天国へ旅立ったとき、彼女は一歩も動けなくなるほどの深い悲しみに暮れました。涙が止まらず、自分を見失いそうになるほどの暗闇を経験したのです。
でも、彼女はそこから逃げませんでした。家族全員で泥臭く前を向き、部屋を片付け、日常を一日ずつ取り戻していったのです。
🧭 「今を最高に生き切るためのコンパス」を配り続けた人でした
そんな彼女の職業は、プロの「終活講師」でした。
世間の多くの人は「終活」と聞くと、人生の終わりを静かに待つための、暗い準備だと思うかもしれません。でも、彼女の掲げる終活は全く違いました。
「終活とは、死ぬための準備じゃない。終わりを思い描くことで、今この瞬間を1ミリも後悔しないように全力で生き切ること」
彼女は毎日、自分の言葉で、自分の生き様を通して、何百人もの読者にその熱いメッセージを届け続けました。 「今日のごはんを何にするか」「明日は何時に起きるか」、そんなささやかな日常の選択すらも、自分の価値観で決める大切な一歩なんだよ、と。 大切な人が万が一の時に迷わないように、そして残された家族がまた笑顔で生きていけるようにと、人生の「最高のコンパス」の作り方を、泥臭く、全力で伝え続けた人です。
📱 あなたが拾ってくれた、このスマホの中には
もしあなたが、彼女のメルマガの履歴や、SNSの投稿、家族と交わした言葉の数々を見たのなら、そこには綺麗事ではない、一人の人間としての「生々しいほどの愛と命の記録」が遺されているはずです。
旦那様の膝の怪我を自分のことのように心配し、入院するお母様の体調を気遣い、防災対策でみんなの命を守ろうと必死になり、お祭りの写真を「言葉はいらない!」と笑顔だけで送りつける……。
彼女は、自分の人生の1分1秒を、本当に愛おしそうに使い切りました。
もし、かつての彼女が今のあなたに声をかけるとしたら、きっといつもの眩しい笑顔で、星マークを散りばめながら、こう言うはずです。
「あなたの今日の選択、後悔することはありませんでしたか? 明日は自分が望む未来へ向かえる、最高の選択ができますように☆彡」
彼女が遺したスマホを拾ってくれて、そして彼女という素晴らしい人間がいたことに興味を持ってくれて、本当にありがとうございました。彼女の人生は、最高にカッコよくて、美しくて、大爆笑に満ちた、大成功の物語でした。